*ネタバレがちらほら入ってしまうとおもいます。
怪物はささやく、はタイトルだけきいてモンスターがでてきて大暴れでもする映画かと思っていました。けれど勘違い、苦しくも感動する映画としってとてもみたくなりました。
(名前などもおぼえてなくて、とても雑な感想になります。)
主人公の少年はきびしい現実につぶされそうになりながら生きてます。私は主人公が孤独で、どんよりした雰囲気の映画がかなり好きです。感情移入するからだとおもうのですが。
ふつうの児童むけの物語だと清く正しく生きることをテーマにすると思いますが、この話は逆で、自分の本音をおしこめてる少年が、自分のきたない(と思っている)心を認めるまでの話のようです。
訳あって子供時代をのびのび過ごせなかった、そして大人になってもなんだか本心をだすことが罪のように感じるような人は、きっとこの映画からかなりの救いを得られるとおもいます。私はめちゃめちゃ過去の自分と重ねながらみてました、でも(年齢だけは)大人になったいまだから、こういう映画のよさが分かるのかな?とも思います。
原作が児童文学とのことなので読んでみたいと思います。
あとエンディングのKEANE(keanuににてる(^^;)の曲がまた最高でした。映画をみてちょっとしんみりした気持ちがすごくさわやかになりました。