心理学を体系的に学ぶ機会がありました。
以前から、心が折れやすく自己啓発の本などを読んで悩みを和らげようとはしていました。
カウンセリングに通ったこともあります。これはとても気持ちが楽になるので継続したいのですが、金銭的に難しいです。薬を処方してもらったこともありますが、これは私には一時しのぎにしかならず、あわないようです。
学問として心理学を学んでみて、もとの性格はそう変わらないのですが(^_^;)大分多面的に考えられるようにはなったかなと感じます。
例えばなにか嫌なことがあると、以前は一方的に非難や、自分の考えを押しとおす癖がありました。けれど人間(特に自分)には思いこみの部分が多分にあるとわかるようになって、他人を非難する資格などないと考えるようにもなりました。
よくいえば慎重、悪くいえば臆病になったかもしれません。
けれどもとの性格はなかなか変わらないもので(^_^;)自分の正統性を必要以上に強調したくなったりしてしまいます。最近、どうしても身内の許せない部分を考え、常にイライラした精神状態で過ごしてしまってました。
そうしてそんな影響は、一見なんの関連もない作業をしているときにもしっかりおきました。ミスをするはずのないところで、なぜかミスしてしまうのです。
わいてくる感情をないことにするのは難しい、少なくとも私にはできないので(そういう器用さがないので苦しいのだと思います)、そういうときはその対象ととことん距離をおくことを心がけています。
以前はもう少し自分の弱点や苦手なものにむきあって、克服するべきと考えたこともあります。けれど人間表面ではごまかせたとしても、自分の本心をおさえつけてなんとかやり過ごしているだけ、に思えてしまうのです。
かといって、他人を非難するいわれはない。人にはそれぞれの考えや主張があって、人の数だけ正しさがあると考えるようにはなれました。
それなので、未熟な自分にできるせめてものことは、自分の考えをなるべく人におしつけないということです。そのかわりにというか、自分の考えが世間の多数とはちがっていたとしても、人しれずその考えを大事にしておこうとは思っています。
全然学問的ではありませんね。でもよくもわるくも?なにかおきても、瞬間的に反応せず一呼吸おくようには(やっと)なれました…。
あと前から気づいてはいたけど確信したのは、自分の傷つきやすさも怒りっぽいのも、自尊心の低さに起因しているということです。
また最近認知が広がっていますが、大多数の人の何百倍、下手すると千倍も(^_^;)繊細なタイプというのが存在して、なにか同じことがおきても異様に反応しすぎたり疲れてしまうとのこと。
自分ではそういう要素もあると思っています。知人が聞いたら、どこがだと思われるかもしれませんが。理由はなんにせよ、余計なことを気にする性格なのはちがいないので、もっとうまく自分とつきあえるよう、工夫をしていきたいと思っています。